結納について

御結納とは

ご両家が新しい袢で結ばれた事を祝い合い、そしてお二人の婚約を発表し正式なものにする事が結納の役目なのです。
結納のしきたりが室町時代より引き継がれているのは単なるお金の援々では無く婿方の感謝と誠意の気持ちを形に表わし嫁方の両親への真心の贈り物です
結納飾りはただ一度お二人の為だけに生まれた暖かい心のなごむすばらしい日本古来からの伝統の美であり縁起良く幸せを願う真心が託されています。
簡素な中にも厳かな印象としていつまでも心に残ります様に・・・・・・・・・・・・結納当日より挙式までお飾り致します。
挙式後はお二人のすばらしい思い出として結納飾りを羽子板に乗せお正月に御新居に飾って見ては如何でしょう。
当店ではリメイクを承ります。

結納品の並べ順序

結納品(三点台付)   結納品(五点台付)

かため(もらいうけ)

吉日を選び婿方から仲人(両親)を介して嫁方の意向を打診し了解を得、扇子・生草を贈り結納の日取りを決めます。当地では御両家共に結納品を同時交換致します。吉日の込汐(高知県)又は午前中が良いとされています。

結納

熨斗・末廣・結納料・友白髪・昆布・肴・清酒等7品を総称して結納と言います。
■婿方・・・嫁方に対して失礼に無らない様、心をこめて選びましょう(県内では結納金の3~5%、県外との縁組は10~20位のお飾りが使用されています。)
■嫁方・・・引出のしは婿方と同等又はややひかえめの飾りを選び交換をいたします

調度品

■扇子(儀式用)・・・仲人・両家全員挨拶の時膝元に置きます
■風呂敷(家紋又寿)・・・納品箱・広蓋を包みます(※結び目を作らず、紋が上になる様に平包みです)
■広蓋(家紋)・・・片木盆(目録・結納料)を入れるのに用います
■掛ふくさ(家紋又寿)・・・目録・結納料の上に掛けます
■非毛氈・・・床前に敷き結納品を飾り付致します
■金封(お祝儀・お礼・お車料)・・・お仲人様への心掛け

着席参考例

図:着席参考例

お結納儀式の順序

図:お結納儀式の順序

御結納の納め方

御結納の納め方1
①仲人夫妻は男性側から預かりました結納品の女性宅へ持参し座敷に通されましたら「お床拝借します」と挨拶します。
御結納の納め方2
②仲人は協力して結納品を飾り目録は広蓋に入れて富久紗をかけ全員扇子を前に真礼をします。目録の入った広蓋を目の高さに揚げて父親の前に進みます。
御結納の納め方3
③仲人婦人は一膝上座の方へ身を寄せ広蓋の向きを変え父親の方に押し進めます。
夫人はひと膝下がって一同一礼し口上を述べ真礼をします
御結納の納め方4
④父親が富久紗を上座にとり置き目録を開いて拝見します 母親、本人へと回覧し富久紗をかけお受けの挨拶を述べます
御結納の納め方5
⑤母親が脇床迄進み男性の富久紗を上座にとり置き片木盆のみ取り出し受書の片木盆と交換します。
御結納の納め方6
⑥仲人の席に戻り向きを変えて押し進め浅く一礼し席へ戻り父親が受書を託す口上を述べます。仲人が挨拶をしたのち一同丁寧に真礼をします

■仲人の婿方での挨拶
本日はお日柄もよくしくお目出とう御ざいます。この度は御当家の使者としてお伺い致しましたよろしくお願い致します
■婿の親
「本日の吉日を選んで結納を先様へお納め頂きます様よろしくお願い申し上げます」と口上を述べます
■仲人の心得
当日は玄関に出向人あるも「お目出とうございます」位の一言で所定の場所へ通り「お床拝借します」とお断りし持参の結納品を飾ります
■お仲人の言葉
「本日はお日柄もよろしくお目出とうございます。この度はお嬢様と目出度く御縁談相調いまして御婚約の印として結納の品々をお納めさせて頂きます。幾久しく御受納下さいませ。」と述べてから目録の向きを変えて渡します
■答礼の言葉(嫁方の親)
目録に目を通し元の状態に戻す
「誠に御丁寧なるお言葉を賜りまして有がとうございます その上結構なる結納の品々を頂きまして幾久しく御受納致します」
■花嫁本人の挨拶
「ありがとう御ざいます。幾久しくお受け致します」
■嫁方親
「お受書でございます。どうぞよろしく御納め下さい。」と続いて、引出のしを渡します
■仲人の言葉
御受書、引出のし確かにお預かり致します

※以上の儀式の間は座布団は敷かないで行います

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